床に座る生活、体にとってはどうなの?
畳やこたつ、座卓の生活に慣れていると、
「あぐら」「正座」「横座り」など、床に直接座る時間が自然と長くなります。
でも実はこの**“床に座る姿勢”**が、
腰や骨盤、股関節にじわじわと負担をかけていることをご存じでしょうか?
よくある床座りの姿勢と体への影響
✅ あぐら
- 骨盤が後ろに倒れやすく、背中が丸まる
- 股関節の柔軟性が低いと、片側だけがねじれやすくなる
✅ 横座り(お姉さん座り)
- 体重が片方に寄ってしまい、骨盤の左右差や腰痛の原因に
- 腰だけでなく、膝や股関節のねじれも生まれやすい
✅ ペタンこ座り(体育座り・W座り)
- 太もも内側に負担がかかりやすく、骨盤が前後に不安定に
- 背中が丸くなり、呼吸が浅くなるケースも

なぜ床座りは腰に負担がかかりやすいの?
椅子に座る場合、足で支える+骨盤が立てやすいですが、
床では重心が低く、骨盤が後ろに倒れやすくなるため、
自然と「猫背」「腰の丸まり」が起こりやすくなります。
さらに、長時間の片寄った座り方は、
骨盤や背骨の左右差・ねじれの原因になってしまいます。
体にやさしい“床座り生活”にするための工夫
✅ 骨盤を立てる座布団やクッションを使う
→ お尻の後ろが少し高くなるようにすると、骨盤が前に起きやすくなります
✅ 低めの椅子や座椅子を活用する
→ 床と直接接する時間を減らし、背骨を支える環境をつくる
✅ 座る時間はこまめに区切る
→ 30分に1回は立ち上がって体を動かすだけでも負担軽減に
まとめ|「慣れている姿勢」が体にやさしいとは限らない
長年慣れ親しんだ「床に座る生活」。
でも、体にとっては 小さなゆがみや緊張の積み重ねになることも。
特に腰痛・肩こり・姿勢の崩れが気になる方は、
座る場所や姿勢の見直しが大きな改善につながるかもしれません。
「ほんの少しの工夫」で、体がぐっとラクになりますよ😊
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