床に座る生活は体に良くない?|あぐら・横座りが与える腰や骨盤への負担

姿勢と身体の使い方

こたつ、ローテーブル、畳の上でのあぐらや横座り。床に座る暮らしは落ち着きますよね。ただ、腰や背中、そして肩の重さが続いているなら、その座り方が一枚かんでいるかもしれません。

床座りで体に何が起きているか

椅子と違い、床座りは骨盤が後ろに倒れやすい座り方です。あぐらをかくと、多くの人の骨盤は後ろへ傾き、その上の背骨は帳尻を合わせて丸くなります。

つまり床座りの時間は、猫背の練習時間になりやすいのです。さらに横座り(お姉さん座り)は、骨盤が左右どちらかへ傾くため、体のかたよりも育てます。

床の暮らしを続けながらできる工夫

① お尻の下に「一段」つくる。折った座布団やクッションをお尻の後ろ半分に敷いて、お尻を少し高くします。これだけで骨盤が立ちやすくなり、背中の丸まりが減ります。

② 横座りは左右交代制に。やめられなくても、向きを毎回変えるだけで、かたよりは半分になります。

③ 壁を背もたれにする。長時間になるときは壁際に移動して、お尻を壁に近づけて座ると、骨盤の後ろ倒れを壁が止めてくれます。

④ 30分に1回、立つ。床からの立ち上がりは、それ自体がいい運動です。お茶を入れ替えるついでで構いません。

「正座」は実は悪くない

意外かもしれませんが、膝に問題がなければ、正座は骨盤が立ちやすい床座りです。長時間は膝と足首に負担なので、あぐら・正座・立ち上がりをローテーションするのが床暮らしの現実解です。

椅子中心に変えるなら

腰や肩の不調が続いている方には、食事や作業だけでも椅子とテーブルに移すことをおすすめします。全部を変える必要はありません。「1日の中の床座り時間を1〜2時間減らす」だけでも、背中への積み重ねは変わります。

座り方を変えても重さが取れないときは

すでに股関節や背中が硬くなっていて、骨盤を立てたくても立たない体になっていることがあります。当院では座り方を実際に見て、硬さの場所を評価します。猫背になってしまう理由もあわせてどうぞ。

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