草むしりをやめないための「マイルール」5つ|肩を痛めずに庭を守る

肩の痛みと対策

草むしりの翌日、腕が上がらない。

かといって放っておけば、この時期の草は1週間で元通りです。「もう庭仕事は控えたら?」と家族に言われた方もいるかもしれません。

でも、やめる必要はありません。必要なのは我慢でも根性でもなく、始める前に決めておく「マイルール」です。

なぜルールが要るのか──草むしりには「定時」がないから

デスクワークには定時があります。草むしりにはありません。「ここまで抜いたら次はあそこ」ときりがなく、体の限界を超えたことに翌朝気づきます。だから、始める前にやめどきを決めておくのです。

ルール1:タイマーで20〜30分ごとに区切る

夢中になるのは悪いことではありません。問題は、同じ姿勢が続くことです。スマホのタイマーを20〜30分にセットして、鳴ったら一度立つ。立って肩を大きく2〜3回回せば、固まりかけた体をリセットして次の20分に入れます。

ルール2:遠くの草は「引っ張らない」で「近づく」

腕を遠くへ伸ばして草を引くと、その力を肩の付け根が受け止めることになります。草の正面まで体を動かして、ひじを体の近くに置いたまま抜く。移動の一手間が、いちばん安い肩の保険です。

ルール3:道具と天気に働いてもらう

立ったまま使える長柄の草かき、座面の低い園芸チェア、膝パッド。道具は「サボり」ではなく、体の代わりに働いてくれる相棒です。

そして雨上がりの土は柔らかく、草が軽い力で抜けます。「今日は土が固いからやらない」も立派なルールです。

ルール4:「整理運動までが庭仕事」と決める

部活動の整理運動と同じで、使った筋肉をそのままにしないことが大切です。終わったら、腕を後ろで組んで胸の前を開く。腕をだらんと下げてぶらぶら振る。2分で構いません。

草むしり中の姿勢や動きのコツは、草むしり・ガーデニングで肩がつらい方へでくわしく解説しています。

ルール5:夏は「朝夕だけ」と決める

7月・8月の日中の庭は、思った以上に体力を奪います。汗で水分が減ると、筋肉がつったり疲れやすくなります。「日中はやらない」——これは肩のためでもあり、熱中症予防のためでもあります。

それでも痛みが残るときは

ルールを守っても、腕の上がりにくさが2週間以上続く。夜、ズキズキして目が覚める。そんなときは、使いすぎの疲れではなく四十肩(五十肩)が始まっているサインかもしれません。早めに体の状態を確認しておくと、こじらせずに済みます。

当院では「草むしりをやめてください」とは言いません。どうすれば続けられるかを、あなたの庭と体に合わせて一緒に考えます。まずは痛みの出る動きの確認だけでも大丈夫です。

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