「湿布を貼ってもその場しのぎ」
「一時的には楽になるけど、またすぐ戻る」
そんな経験はありませんか?
整体に来られる方の中にも「もう湿布が効かなくなってきた…」と感じている方が少なくありません。
湿布が効かないのはなぜ?
実は湿布の役割は、「炎症を抑える」または「冷感や温感で一時的に感覚を和らげる」こと。
つまり、湿布自体が筋肉や関節のコリやゆがみを治すものではないのです。
こんな状態では、湿布の効果は感じにくくなります。
- 深部の筋肉が硬くなっている
- 姿勢や動きのクセで繰り返し負担がかかっている
- 血流が悪く、治癒力が落ちている
改善のヒント①:筋肉を「動かしてほぐす」
湿布で冷やす・温めるだけでなく、「動かして緩める」ことが大切です。
おすすめは、肩甲骨を意識したゆるやかな運動です。
《簡単ストレッチ:タオルを使った肩回し》
- タオルの両端を持って前ならえの姿勢に
- そのまま大きく円を描くように肩を回す(前・後ろ 各10回)
- 痛みが出ない範囲で、ゆっくり動かすのがコツ!
肩甲骨が動くことで、血流が促進され、筋肉も柔らかくなっていきます。
改善のヒント②:貼るタイミング・場所を見直す
湿布を使う場合も、貼るタイミングや場所を見直すと効果的です。
- 寝る前に貼ると効果UP(睡眠中は血流や炎症反応が安定しやすい)
- 痛みのある場所ではなく、少し離れた場所に貼る(負担の根元を探す)
例:肩こりでも、首の付け根や肩甲骨周辺に負担があるケースが多いです。
湿布は“補助的な道具”と考えて
湿布はあくまでも「痛みへの一時的な対処」。
根本的に楽になるためには、姿勢・動き・筋力のバランスに目を向けることが重要です。
「ずっと湿布に頼っているけど、改善しない」
そんな方は、体の使い方そのものを見直してみませんか?
コメント