「起きたときからすでに肩がこっている」
「首を動かすと痛い」
そんな声をよく聞きます。寝ている間はリラックスしているはずなのに、なぜ起きた瞬間から不調を感じるのでしょうか?
実は“寝姿勢”が大きく関係しています
人は寝ている間も無意識に同じ姿勢を続けています。特に以下のようなケースは要注意です。
- 高すぎる枕で首が前に折れている
- うつぶせ寝で首が常に片方にねじれている
- 寒さで肩をすくめた姿勢のまま寝ている
これらの姿勢は、肩甲挙筋や僧帽筋といった筋肉に長時間負荷をかけ、起床時のこわばりや痛みにつながります。
改善のヒント①:起床後の「肩甲骨寄せストレッチ」
朝、布団の上でできる簡単なストレッチをひとつご紹介します。
- 背筋を伸ばして座る(正座やあぐらでもOK)
- 両肘を軽く曲げて、肩甲骨を背中の中心に寄せる
- 3秒かけて寄せて、ゆっくり戻す
- 10回繰り返す
※肩をすくめないように注意!
肩甲骨を動かすことで、寝ている間に固まった筋肉がほぐれ、血流も改善されます。
改善のヒント②:枕と寝具の見直し
- 枕の高さは「首がまっすぐ保たれる高さ」が理想です。
- 硬すぎず、柔らかすぎないマットレスも重要。
- 冷えやすい時期は、首や肩を冷やさないようにしましょう。
寝具を見直すだけで、翌朝の状態が大きく変わることもあります。
最後に:毎朝つらい状態が続くなら
生活習慣や寝具の工夫で改善することもありますが、毎朝の痛みやこわばりが長期間続く場合、深層の筋肉や姿勢の癖が関係しているかもしれません。
「寝ても疲れがとれない」「朝からつらい」が当たり前になっている方は、無理せず一度専門家に相談してみてください。
体の使い方や筋バランスの崩れを整えることで、朝の不快感がグッと楽になる可能性があります。
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