毎日、体を使って仕事をしていると「いつの間にか肩が痛い」「腕が上がりにくい」「手がしびれる」など、体に不調を感じることはありませんか?
特に農作業や建築関係など、肩や腕を日常的に酷使する仕事では、気づかないうちに体の負担が積み重なっています。
自覚しにくい“疲労の蓄積”とは?
肩や腕は、重い物を持ち上げたり、同じ動きを繰り返したりすることで、筋肉や関節にじわじわと負担がかかります。
こんな症状に心当たりはありませんか?
- □ 最近、腕を上げづらくなった
- □ 夜、肩や腕がズーンと重だるい
- □ しばらく作業をすると手がしびれる
これらは、体からの「疲れがたまってますよ」というサインかもしれません。
肩・腕への負担が積み重なると…
知らないうちに筋肉が硬くなり、血流が悪くなることで、
- 可動域の低下(動かしにくさ)
- 神経の圧迫(しびれ・違和感)
- 関節の炎症(五十肩や腱炎)
といった不調につながってしまいます。
仕事を続けるために|早めのケアが大切
症状が強く出てからでは、回復に時間がかかってしまうこともあります。
だからこそ、今のうちから以下のようなことを意識してみてください。
- 作業前後のストレッチ(肩・腕・背中)
- 無理な姿勢をなるべく避ける
- 適度な休憩・水分補給
- 疲れを感じたときの早めのケア
作業前後におすすめのストレッチ
ちょっとした時間にできるストレッチを紹介します。
肩や腕をよく使う方は、習慣にしておくと不調予防に役立ちます。
🔸 肩まわりのストレッチ(腕を上げる作業が多い方向け)
- 両手を背中側で組み、胸を広げるように肩を後ろへ引きます
- ゆっくりと深呼吸しながら15秒キープ
- 無理せず3回ほど繰り返しましょう
🔸 前腕のストレッチ(握る・持つ作業が多い方向け)
- 片腕を前に伸ばし、反対の手で手のひらを下へそっと押します
- 前腕の外側に伸びを感じながら15秒キープ
- 手を返して、手のひらを上に向けた状態でも同様に行います
ちょっとした合間に行うだけでも、体の負担が大きく変わります。
「なんとなく不調」が続いている方へ
「ひどい痛みではないけど、なんとなく肩が重い」
「日によって調子が違うけど、ずっとスッキリしない」
そんな方は、疲れが抜けにくくなっているサインかもしれません。
できる範囲でストレッチや休養を取り入れつつ、気になる場合は専門家に相談するのも一つの方法です。
まとめ
農作業や建築関係のお仕事は、体を支える力そのものが資本。
だからこそ、不調をガマンせず、日々のケアを積み重ねていくことがとても大切です。
「ちょっと気になるな」と思ったときが、見直しのチャンスです。
次回は、「高い場所での作業と肩の負担」について詳しくお伝えしていきます。
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