「姿勢はそこまで悪くないのに、肩こりがつらい」
「仕事や家のことに集中して、気づくとずっと同じ姿勢だった」
そんなあなたは、もしかすると“動かなすぎ肩こり”タイプかもしれません。
整体師の視点から、筋肉を使わなさすぎて起こる肩こりのメカニズムと、その対策を解説します。
✅ 肩こりは「動きの少なさ」でも起こる
私たちの筋肉は、動かすことで血流がめぐり、柔らかさを保つ性質があります。
ところが…
- 長時間同じ姿勢で作業
- 家事の合間に座ってスマホ
- 冬は寒くてほとんど動かない
こうした生活が続くと、筋肉が縮こまったまま固まり、血流が悪くなり、肩こりが悪化してしまうのです。
❌ こんな習慣が“動かさなすぎ肩こり”を招く
- 1日中、肩の位置が変わらない
- 深呼吸をするタイミングがほとんどない
- 肩甲骨が動いていない(バンザイすらしてない)
→ こうした生活が続くと、筋肉は“使っていないのに疲れる”という状態になります。
✅ 今日からできる!1日5分の動き習慣
💡① 朝の「のび+バンザイ」
- 起きたら布団の中で大きく伸びる
- 両腕をバンザイして深呼吸 ×3回
→ 肩甲骨と肋骨を軽く動かすだけでもOK!
💡② 昼の「肩甲骨くるくる回し」
- デスクワークの合間に肩を前から後ろへ大きく5回まわす
- 手を後ろに組んで、胸をひらく ×3回
→ 血流リセット+姿勢の再調整にも◎
💡③ 夜の「肩まわりの脱力ストレッチ」
- ベッドに座って両肩をグーッと持ち上げてから、脱力
- 脱力+深呼吸をセットで行う ×3セット
→ リラックス+自律神経を整える効果も期待できます
✅ まとめ|“ちょっと動く”が肩こりの薬になる
肩こりは、動きすぎでも、動かなすぎでも悪化します。
だからこそ、1日の中に少しだけ動く“隙間時間”をつくることが、とても大切です。
「がんばって運動しよう」ではなく、
「1分でも肩を動かす時間を意識する」ことから始めてみましょう!
▶ 次回予告|肩こりは“足の使い方”から?歩き方と姿勢の意外な関係とは?
肩ばかりが気になるけれど、実は「歩き方」や「下半身の使い方」も肩こりに関係することをご存じですか?
次回は“全身のつながり”という視点から、肩と下半身の意外な関係を解説します。
コメント