「深呼吸しましょう」と言われても、正直ピンとこない。呼吸で肩こりが変わるなんて大げさでは?——そう思っていた方にこそ読んでほしい記事です。
ポイントは吸う息ではなく、吐く息にあります。長くゆっくり吐くことは、体を回復モード(副交感神経)へ切り替える、自分で押せる数少ないスイッチだからです。
呼吸と肩こりの、意外なつながり
緊張やストレスが続くと、呼吸は浅く速くなります。すると本来は横隔膜がする呼吸の仕事を、首や肩の筋肉が手伝わされるようになります。
つまり浅い呼吸の人は、呼吸のたびに首と肩を使っているのです。1日約2万回。肩がこらないほうが不思議です。詳しい仕組みは呼吸が浅い人ほど肩こりが取れにくい理由でも解説しています。
基本のやり方——「4秒吸って、8秒吐く」
- 椅子に座るか、仰向けに寝て、肩の力を抜く
- 鼻から2〜3秒かけて、お腹をふくらませるように吸う
- 口から4〜6秒かけて、細く長く吐き切る
- これを5回(約1分)

秒数は目安です。大事なのは吐く息を吸う息の2倍くらい長くすること。数えるのが面倒なら「ろうそくの火を揺らさないように細く吐く」イメージでも構いません。
うまくいかないときのコツ
お腹がふくらまない:仰向けに寝て、お腹に手か本を乗せてみてください。乗せた物が上下すれば、それが腹式呼吸です。座位より寝たほうが習得しやすいです。
吸うと肩が上がる:肩で吸うクセがついているサインです。吸う量を減らして「小さく吸って、長く吐く」から始めましょう。
途中で苦しくなる:秒数が長すぎます。3秒吸って6秒吐くに縮めてOK。苦しい呼吸法は逆効果です。
いつやるのが効果的か
- 寝る前の布団の中(朝のガチガチ対策として最優先)
- 仕事中、肩の力みに気づいたとき
- イライラ・緊張を感じた直後の「消火」に
1日1分でも、毎日続けるほうが、たまの10分より効きます。呼吸は道具がいらず、どこでもできるのが最大の強みです。
呼吸を整えても肩こりが残るなら
胸や背中が硬くて、そもそも息が深く入らない体になっている場合があります。当院では呼吸の入り方も評価の一部として見ています。「吸っても入らない感じがする」方は、一度ご相談ください。
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この症状を根本から見直したい方へ


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