「肩こりは年をとってから起こるもの」
そう思われがちですが、実際には肩こりはどの年代でも起こり得る症状です。
年齢ごとに原因の“中身”が少しずつ変わっていくことが、肩こりが長引く理由でもあります。
肩こりは年齢に関係なく起こる
結論から言うと、肩こりは
加齢そのものよりも、体の使い方・動かなさ・姿勢の変化によって起こります。
年齢ごとに見られやすい特徴を見ていくと、共通しているキーワードは
- 動かない時間(廃用・不動)
- 同じ動きの繰り返し
- それを補うための「代償動作」
です。
中高生に多い肩こり|「動いていない」ことによる肩こり
最近増えているのが、中高生の肩こり・首こりです。
主な背景
- 長時間のスマホ・ゲーム
- 勉強で座りっぱなし
- 運動量の低下
体は若くても、
「動かない時間が長い=廃用(はいよう)」 の状態が続くと、
筋肉は固くなり、血流も落ちやすくなります。
特に、
- 首を前に突き出す姿勢
- 肩をすくめたまま固まる姿勢
が習慣化すると、肩こりが起こりやすくなります。
👉 若年層の肩こりは「年齢」ではなく不動による肩こりが多いのが特徴です。
働き盛り世代の肩こり|一定の行動パターン+ストレス
30〜50代に多い肩こりは、
毎日の生活パターンがほぼ決まっていることが大きく影響します。
この世代に多い要因
- デスクワークや運転など同じ姿勢の繰り返し
- 運動不足
- 精神的ストレスによる無意識の緊張
ここで起こるのが、
「代償(だいしょう)」 です。
本来なら体全体で分散するはずの負担を、
- 首
- 肩
- 肩甲骨まわり
が代わりに引き受けてしまう状態です。
その結果、
- 気づかないうちに力が抜けない
- 休んでも回復しにくい
といった慢性的な肩こりにつながっていきます。
高齢者の肩こり|加齢+二次的な姿勢の崩れ
高齢者の肩こりは、
**加齢そのものより「二次的な変化」**が大きく関係しています。
代表的な背景
- 筋力低下による姿勢保持力の低下
- 関節の動きの制限
- 痛みや病気をかばう動き(代償)
例えば、
- 腰や膝の痛み → 前かがみ姿勢
- 背中が丸くなる → 頭が前に出る
といった流れです。
この状態では、
首や肩の筋肉が常に頭と腕を支え続けるため、
疲労が抜けにくく、肩こりが慢性化しやすくなります。

年齢より大切なのは「体がどう使われているか」
ここまで見てきたように、
肩こりの本質は年齢ではなく、
- 動いていない(廃用・不動)
- 同じ使い方の繰り返し
- それを補う代償動作
が重なった結果です。
年齢に合わせて
**「今の体に合った整え方・動かし方」**を知ることが、
肩こりを長引かせないポイントになります。


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