買い物袋を持つと肩や腕がつらい…その原因とは?
日々の買い物で重い袋を持つと、
「肩がこる」「腕がだるくなる」「手首まで痛い」などの声をよく聞きます。
特に高齢の方や、普段から肩こりがある方にとっては、ちょっとした移動も大変ですよね。
実はこの悩み、持ち方や体の使い方のクセが影響していることが多いのです。
なぜ負担がかかる?3つのポイント
① 片側だけで持っていませんか?
つい片手で持ちたくなりますが、これが体のゆがみや肩の負担の原因に。
肩が下がり、背骨や腰にも影響します。
② 肘が伸びきっている
肘がピンと伸びたまま重さを支えると、腕・肩・首に負担が集中します。
少し肘を曲げることで、筋肉で衝撃を吸収しやすくなります。
③ 体幹のサポート不足
腕だけで重さを支えると、疲れやすくなります。
腹筋や背筋などの体幹を使える姿勢を意識することで、全身で支えることができます。
自宅でできるケア・トレーニング
✔ 肩甲骨まわりをほぐす
肩回し運動:
・両肩を耳に近づけるように引き上げ
・後ろへ大きく回す ×10回
✔ 前腕ストレッチ
・手のひらを下にして腕を前に伸ばす
・反対の手で指先を軽く引き、前腕を伸ばす ×15秒キープ
✔ 腹圧トレーニング(ドローイン)
・鼻から息を吸い、お腹をふくらませる
・口からゆっくり吐きながらお腹をへこませる ×5回
環境面での工夫も有効です
- 買い物袋を両手に分ける:左右均等に持つだけで負担が減少
- カートやキャリーを活用:距離がある場合や荷物が多い時は便利
- 保冷バッグの持ち手にパッドをつける:手への食い込み防止に効果的
まとめ|ちょっとした意識が体を守ります
「いつもなんとなくやっている」
そんな日常の動作こそ、体に負担をかけていることがよくあります。
買い物のあとに肩や腕がつらいと感じたら、
持ち方・姿勢・体の使い方を見直すことが第一歩です。
しっかりケアをして、毎日の買い物が少しでも楽になりますように。


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