ある日ふと、上の棚に手を伸ばそうとしたとき。
「うっ…? あれ? 肩が引っかかる…?」
そんな経験はありませんか?
特に痛みが強いわけじゃない。でも、スムーズに上がらない。
何となく違和感がある――
それは**体からの「黄色信号」**かもしれません。
肩が上がらなくなる原因とは?
「四十肩・五十肩」と呼ばれることが多いこの症状、
実はその背景には、単なる“肩の炎症”だけではなく、
肩甲骨や背中の筋肉、姿勢のクセ、関節の動き方の問題が隠れていることがよくあります。
✅ 肩が上がらない原因3選
① 肩関節の炎症(いわゆる四十肩・五十肩)
炎症によって関節包が固まり、動かせる範囲が制限されます。
② 肩甲骨が動いていない
腕を上げるとき、実は肩甲骨も一緒に動いています(肩甲上腕リズム)。
肩甲骨が固いと、腕が上がりきらず、肩だけに無理がかかってしまいます。
③ 姿勢や筋力のアンバランス
猫背や巻き肩などの姿勢不良により、前側の筋肉(大胸筋など)が硬くなり、背中側がうまく働かなくなっていることも。
✅ セルフチェックしてみましょう
- 腕を横から真上にあげようとすると途中で止まる
- 背中に手を回す動作(エプロンの紐結びなど)がつらい
- 仰向けで寝ると肩が浮いている気がする
- 上げていく途中で“ひっかかり”を感じる
当てはまる項目が多いほど、肩まわりの動きに問題がある可能性が高いです。
✅ ではどう対策するか?
まずは肩だけでなく、肩甲骨や姿勢にも注目してセルフケアを始めましょう。
特に以下のような運動がオススメです:
- 肩甲骨を意識したストレッチ
- 胸を開くストレッチ(大胸筋)
- 猫背対策の姿勢調整
- 無理のない範囲での可動域訓練(痛みが出る場合は無理せず)
✅ 次回予告:なぜ肩甲骨が動かないと腕が上がらないのか?
次回は、肩をスムーズに動かすために重要な**「肩甲上腕リズム」**という考え方をご紹介します。
「肩甲骨が動かないと、なぜ腕が上がらないのか?」
その仕組みを、図解・イメージ付きでわかりやすく解説していきます!
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