髪を後ろで結ぶとき、腕を大きく後方に動かします。
このとき必要になるのが、
- 肩関節の外旋(外にひねる)動き
- 肩甲骨の後傾や内転(背中側に寄せる)動き
肩の柔軟性や筋力が不足していると、
この動きがスムーズにできず、関節や筋肉に過度なストレスがかかってしまいます。
また、四十肩・五十肩の初期ではこの動きが特につらくなりがちです。
■ 無理なく結ぶ工夫をしよう
肩の痛みがあるときは、無理して後ろで結ぶ必要はありません。
以下のような工夫で、肩の負担を軽減できます。
✅ 前かがみになって、ひじを膝に固定して結ぶ
→ 腕の高さを上げずに済むので、肩関節の負担が激減します。
✅ 低めのポニーテールにする
→ 高い位置で結ぶほど肩の可動域が必要になります。
✅ タオルやヘアバンドなど別のまとめ方を活用する
→ 動作そのものを変えるのもひとつの方法です。
■ 肩の動きが戻れば結ぶのもラクに
ストレッチや運動で肩甲骨まわりを整えることで、
少しずつ「結べる角度」が広がっていきます。
特におすすめのセルフケア:
- 肩甲骨寄せストレッチ(内転筋の促通)
- 大胸筋ストレッチ(胸を開いて外旋しやすく)
■ まとめ
髪を結ぶ動作は、肩の柔軟性や安定性をよく反映する動きです。
痛みがあるときは無理をせず、
「体にやさしいやり方」へ工夫してみてくださいね。
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