「腕が真上まで上がらない…」
「服を着る時に肩がつっかえる」
そんなお悩みありませんか?
肩が上がらない原因には、筋肉の硬さと関節の問題の両方が関わっていることがあります。
今回はその違いと、見分けるポイントを解説します。
✅ 肩が上がらないときの代表的な症状
- 腕を上げると途中で引っかかるような感覚
- 痛みは少ないが、動かしづらい
- 反対の手を使わないと服が着られない
✅ 筋肉が原因の場合
💡特徴
- 動かし始めに硬さを感じるが、動かすと少し楽になる
- ストレッチをすると可動域が少し広がる
- 押すと痛みがある筋肉がある
💡主に関与する筋肉
- 大円筋・小円筋・棘下筋・肩甲下筋(ローテーターカフ)
- 背中や胸の筋肉(広背筋・大胸筋)も影響することあり
✅ 関節(関節包・関節構造)が原因の場合
💡特徴
- ある角度以上から急に動かなくなる
- 痛みを伴う動きがある(例:外旋・内旋)
- ストレッチではあまり変化がない
- 「ロックされる感じ」「突っ張る感じ」が強い
💡代表的な例
- 凍結肩(フローズンショルダー)
- 過去のケガや炎症による関節包の癒着
- 関節内構造の問題(石灰沈着性腱板炎など)
✅ セルフチェックしてみよう!
チェック項目 | YES/NO |
---|---|
腕を横から真上に上げると、耳につかない | □ YES / □ NO |
腕を上げたとき、反対の肩や首に力が入る | □ YES / □ NO |
肩を回したり、温めたりすると少し動くようになる | □ YES / □ NO |
ストレッチをしても可動域がほぼ変わらない | □ YES / □ NO |
→ YESが多いほど、「筋肉+関節」の両方に原因がある可能性があります。
✅ 放っておくと悪化するかも?
- 筋肉の硬さは関節の動きを制限し、関節の硬さは筋肉の緊張を強めます
- 結果として動かさないことで、さらに悪化のサイクルに…
✅ まとめ|筋肉と関節、両方からのアプローチが大事
肩が上がらない場合は、単にストレッチすればいいわけではありません。
必要なのは、
- どこが硬いのか
- どこが動いていないのか
を知り、それに合ったケアをすることです。
▶ 次回予告|「肩甲骨はがし」って実際どうなの?効果と注意点を解説!
次回はよく耳にする「肩甲骨はがし」について、
整体師の視点から効果や注意点をわかりやすく紹介します。
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