毎朝の布団の上げ下げで「肩がズキッと痛む」「腕が上がらない」
そんな声を多く聞きます。特に高齢の方や肩の痛みを経験している方に多い症状です。
布団の持ち上げ動作は、実は肩にとってかなりの負担になる動作なんです。
✅ 痛みの原因|腕の位置と負担のかかり方
布団を持ち上げるとき、
・腕を前に伸ばす
・肩より高い位置で支える
・力を込めて持ち上げる
この3つが重なると、肩のインナーマッスルや関節に過剰なストレスがかかり、
炎症や痛みの原因になることがあります。
特に、五十肩(肩関節周囲炎)や腱板損傷を抱えている方は、要注意です。
✅ 肩の痛みを防ぐための工夫
- 布団はできるだけ軽い素材に見直す
→ 綿布団ではなく軽い合成繊維や羽毛布団などに変えると負担が激減。 - 高さのある布団収納にする
→ 布団を床から持ち上げる動作がつらい方は、腰くらいの高さの収納に変えるのが効果的。 - 膝を曲げて体全体で持ち上げる
→ 腕だけで持ち上げようとせず、膝の曲げ伸ばしと体幹の力を使って持ち上げるようにしましょう。
✅ セルフケア|布団の上げ下げ後にやっておきたい肩のケア
・肩回し運動(小さく回す)
・タオルを使った前方ストレッチ
・肩甲骨の引き寄せ運動(ゆっくりと)
痛みがあるときは無理に動かさず、温めてから軽いストレッチがおすすめです。
✅ まとめ|毎日の動作に気づきを
布団の上げ下げは、知らず知らずのうちに肩へ大きな負担をかけています。
年齢とともに筋力や柔軟性が落ちると、動作の負荷も感じやすくなります。
「少しの工夫」で負担は減らせます。無理せず、体に優しいやり方を選びましょう。
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