「姿勢を良くしようと意識しても、すぐに疲れて崩れてしまう」
「背筋を伸ばすと逆に腰が痛くなる」
そんなお悩み、ありませんか?
整体院で姿勢に悩む方を見ていても、
「意識しても良くならない」というケースはとても多いです。
姿勢の乱れは“意識”だけでは変わらない
実は、姿勢が崩れてしまう原因は
背筋の弱さや意識不足だけではありません。
無意識に出ている体のクセや、体の一部の動きの悪さが
姿勢を支えられなくしていることが多いのです。
今回は、私が施術現場でよく見る「姿勢が崩れる意外な原因」を3つご紹介します。
① 骨盤が後ろに倒れている
骨盤が“後ろに倒れて”座ると、背中が丸まりやすくなります。
この状態が続くと、良い姿勢を保つための筋肉も働きにくくなってしまいます。
チェックポイント:
・座っていると、つい背もたれに寄りかかる
・立ったときにお腹が前に出るような感覚がある
👉 対策:
- クッションやタオルをお尻の後ろ半分に敷いて、骨盤を軽く前傾にする
- 座るときに「座面に対して坐骨で座る」意識を持つ
- デスクワークの際は、浅く腰かけず「骨盤の真上に頭がある」ような重心を意識する
小さな工夫ですが、これだけでも長時間の姿勢がぐっとラクになります。
② 肋骨が広がらず呼吸が浅い
猫背の人に多いのが、「肋骨の動きが小さい」状態です。
肋骨が広がらないと胸が閉じて呼吸も浅くなり、自然に前かがみの姿勢になってしまいます。
チェックポイント:
・深呼吸がしにくい
・胸が潰れたような感覚がある
👉 対策:
- 腕を軽く後ろに回して胸を開くストレッチを習慣に
- デスクワーク中に1〜2時間ごとに深呼吸を意識する
- 胸ではなく「肋骨が広がる呼吸」を意識してみましょう
③ 足裏の重心が外側・かかと寄り
姿勢は「足の裏」で支えられています。
しかし、重心が外側やかかと寄りに偏ると、全身のバランスが崩れ、骨盤や背中にも負担がかかります。
チェックポイント:
・立っていると外側ばかりに体重がかかる
・スニーカーの外側ばかりすり減っている
👉 対策:
- 足の裏の中央(特に親指の付け根〜内側のアーチ部分)で軽く地面を感じるように意識してみましょう
- 足の外側に体重が偏っている場合は、少し内側に重心を寄せる意識が大切です
- 靴のインソールや立ち方を見直すのも有効です
土台である足の裏を整えることが、自然な姿勢づくりの第一歩です。
まとめ:姿勢を直すには“土台から整える”ことが大切
良い姿勢を保つためには、
意識だけでなく「体の使い方」や「クセの修正」が欠かせません。
まずはご自身の体のクセに気づくことから始めてみてください。
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次回は、姿勢を整えるための簡単なエクササイズをご紹介します。
日常の中でできる工夫、ぜひ取り入れてみてくださいね。
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