長時間同じ姿勢でいると、なぜ体はつらくなる?
デスクワークやスマホを使っていると、
「特別なことはしていないのに、首や肩が重くなる」
そんな経験はありませんか?
実は、姿勢が悪いことそのものよりも、「動かない時間」が長いことが、
肩こり・首こりをつくる大きな原因になることがあります。
筋肉は「使いすぎ」より「動かなさ」でこりやすくなる
筋肉は、
・動く
・ゆるむ
を繰り返すことで、血流が保たれ、疲労が回復します。
ところが、同じ姿勢を長時間続けると、
筋肉は縮んだまま・緊張したままの状態になります。
その結果、
- 血流が滞る
- 疲労物質がたまりやすくなる
- 筋肉が硬くなる
といった流れで、「こり」が生まれやすくなるのです。

首・肩は特に「動かない影響」を受けやすい場所
首や肩は、
・頭の重さを支えている
・細かい筋肉が多い
・姿勢の影響を強く受ける
といった特徴があります。
そのため、
- パソコン作業
- スマホ操作
- テレビを見る時間
などで動かない時間が続くと、真っ先につらくなりやすいのが首・肩です。
「良い姿勢」でも動かなければ、こりはたまる
「姿勢には気をつけている」という方でも、
長時間同じ姿勢でいれば、体はこりやすくなります。
大切なのは、
✔ 完璧な姿勢を保つこと
ではなく、
✔ こまめに動いてリセットすること。
実際、少し姿勢が崩れていても、
よく動く人のほうが、こりにくいケースも少なくありません。
コリをためにくくするために意識したい「動きの習慣」
1時間に1回は姿勢を変える
長時間座り続ける場合は、
1時間に1回を目安に、姿勢を変えたり立ち上がったりしましょう。
- 椅子から立つ
- 背伸びをする
- 肩をゆっくり回す
これだけでも、血流は大きく変わります。
「大きく動く」より「小さくこまめに」
運動しなきゃ、と気負う必要はありません。
- 首をゆっくり動かす
- 肩をすくめてストンと落とす
- 背中を丸めて伸ばす
小さな動きで十分です。
「思い出したら動く」くらいでちょうどいいです。
整体的に見ると「動き」は体を整えるスイッチ
整体では、姿勢や体の使い方を整えることも大切ですが、
その前提として「体が動ける状態」であることが重要です。
動くことで、
- 血流が促される
- 筋肉の緊張が抜けやすくなる
- 体の感覚が戻りやすくなる
といった良い循環が生まれます。
まとめ|動かない時間を減らすことが、コリ改善の第一歩
- 肩こり・首こりは「動かなさ」から生まれやすい
- 完璧な姿勢より、こまめな動きが大切
- 小さな動きで体は十分リセットできる
忙しい毎日の中でも、
「少し動く」を意識するだけで、体は変わっていきます。
まずは、今このあと、肩を一度ゆっくり動かすところから始めてみてください。


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