運転中に姿勢が崩れてしまう理由とは?正しい姿勢の保ち方

セルフケア・ストレッチ

運転中に姿勢が崩れてしまう原因とは?

車を長く運転していると、「いつの間にか背中が丸まっている」「首が前に出ている」など、姿勢の崩れを感じることはありませんか?
気をつけて座っているはずなのに、だんだん疲れてきて姿勢がくずれるのは、以下のような理由があります。


【原因1】骨盤が後ろに倒れやすいシート構造

車のシートは、リラックスできるように背もたれがやや斜めになっています。
すると、骨盤が後ろに倒れやすくなり、その結果、猫背気味の姿勢になりがちです。


【原因2】ペダル操作のために足を突き出した姿勢

アクセルやブレーキの操作は、足を前に出して行います。
この姿勢では、太ももの裏がシートから浮きやすく、骨盤が安定しにくくなります。


【原因3】上半身を支える筋力の疲労

長時間座っていると、姿勢を保つ筋肉(体幹や背中の筋)が疲れてきます。
筋力が弱まると、重力に逆らえず、どんどん崩れた姿勢になってしまいます。


姿勢の崩れがもたらす体への影響

姿勢が崩れると、次のような不調が起こりやすくなります。

  • 腰痛・首のこり
  • 集中力の低下
  • 肩や背中のだるさ
  • 呼吸の浅さによる疲労感

運転に必要な判断力や反応にも影響を与えるため、放っておかないことが大切です。


正しい姿勢をキープする3つの工夫

崩れた姿勢をそのままにせず、体に負担の少ない状態を保つためには、以下の3つがポイントです。


① 骨盤を立てて座る意識を持つ

座るときは、骨盤が起きている(=立っている)状態を意識しましょう。
お尻の左右にある「坐骨(ざこつ)」で座るように意識すると、骨盤が安定します。

💡クッションを使うのもおすすめ!
円座クッションやタオルをお尻の後ろに当てるだけでも、骨盤が起きやすくなります。


② 背もたれとの隙間を埋める

腰と背もたれの間に隙間ができていると、背中が丸まりやすくなります。
その隙間にクッションや折りたたんだタオルを挟むと、姿勢の崩れを防ぎやすくなります。


③ 小まめに休憩を取り、軽く体を動かす

長時間運転すると、どんなに気をつけていても疲労が蓄積します。
1〜2時間に1回は休憩を入れ、体を伸ばす・動かすことが姿勢維持につながります。


姿勢キープのための簡単エクササイズ

休憩中や自宅でできる、姿勢を整えるエクササイズを紹介します。


✅ チェアチンイン(首の姿勢改善)

やり方:

  1. 背筋を伸ばして座る
  2. あごを軽く引いて、首の後ろをスーッと伸ばすように意識
  3. そのまま3秒キープ、ゆるめるを5〜10回繰り返す

→ 頭の位置が整い、首や肩の緊張がやわらぎます。


✅ 胸を開く肩回し

やり方:

  1. 両肩をすくめるように上げる
  2. 後ろに向かってゆっくり大きく回す
  3. 10回ほど行う

→ 肩甲骨まわりがほぐれ、姿勢がしゃんと整います。


まとめ|正しい姿勢を意識することで疲労も軽減

運転中に姿勢が崩れるのは自然なことですが、少しの工夫と意識で改善できます。
日常的に体をケアして、楽な姿勢をキープできるようにしておくことが、疲れや不調の予防にもつながります。

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