「肩が以前より上がらなくなってきた…」
「痛みはないけど、動かしづらい」
そんな違和感、ありませんか?
それは、肩関節の可動域が狭くなっているサインかもしれません。
今回は、整体師の視点から、肩関節が動かしづらくなる原因についてわかりやすく解説します。
✅ 可動域が狭くなると何が起こる?
- 洋服の着脱がしづらくなる
- 髪を結ぶ・背中に手を回す動作が難しくなる
- 肩こりや首の疲れが悪化しやすくなる
→ 放置しておくと、四十肩・五十肩などにもつながる可能性があります。
✅ 肩関節の動きが制限される主な原因
💡① 筋肉の硬さ
- 特に肩甲下筋・大円筋・小円筋など、深層の筋肉が硬くなると動きにくさが出ます
- 背中や胸の筋肉も、肩の動きを制限します
💡② 関節包(かんせつほう)の癒着
- 関節を包む“膜”が硬くなると、動きにくく、痛みも出やすくなります
- 急に肩が動かなくなる「凍結肩(フローズンショルダー)」もこれが原因
💡③ 長期間の不使用・固定
- 肩をかばってあまり動かさなかった
- 姿勢が悪く、肩関節を使う機会が少なかった
→ 筋力低下+関節が固まることで、可動域が狭くなります
💡④ 姿勢の崩れ
- 猫背や頭の前傾姿勢になると、肩甲骨の動きが悪くなり、肩も巻き込まれる
- 結果として、肩関節の動きも制限されます
✅ 早めに気づく!セルフチェックポイント
- 腕を横から真上に上げたとき、耳までつかない
- 背中に手を回しても、腰のあたりまでしか届かない
- 動かそうとすると、反対の肩や首まで力が入ってしまう
1つでも当てはまったら、可動域の低下が始まっているサインです。
✅ まとめ|肩の可動域は“日常の積み重ね”で変わる
肩関節の可動域が狭くなる原因の多くは、
姿勢・筋肉の柔軟性・動かす頻度の低下によるものです。
軽いストレッチや姿勢の見直しで、
少しずつでも動かしやすい肩を取り戻すことができます。
▶ 次回予告|「肩が上がらない…」その原因は筋肉の硬さ?関節の問題?
次回は、肩が上がらなくなる症状について、
筋肉の問題・関節の問題をどう見分けるか、セルフチェックも交えてお届けします!
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