「肩甲骨が硬いですね」と言われたけど、
正直なところ「それってそんなに大事?」と思ったことはありませんか?
実は、肩甲骨の硬さは“肩の問題”だけでなく、
姿勢・首・腰・呼吸・疲れやすさなど、全身の不調とつながっていることが多いんです。
今回は、肩甲骨の硬さがどのように全身に影響しているのか、整体師の視点からご紹介します。
肩甲骨は“全身の連動の中継地点”
肩甲骨は背中に浮いている骨で、肋骨の上を滑るように動く構造になっています。
この動きがスムーズであることで、
- 肩が自由に動く
- 姿勢が整う
- 呼吸が深くなる
- 腰や股関節の動きも連動する
といったように、上半身の土台としての役割を果たしているのです。
肩甲骨が硬いと出やすい不調
❶ 首・肩のこりが取れない
肩甲骨が動かないと、肩や首まわりの筋肉が常に引っ張られた状態になります。
結果として、慢性的な肩こり・首こりがなかなか改善しない…ということも。
❷ 姿勢が崩れやすくなる(猫背・巻き肩)
肩甲骨が内側に引けず、外側に広がって固まると、
自然と猫背・巻き肩の姿勢になりやすくなります。
この状態では胸も閉じて呼吸が浅くなり、疲れも取れにくくなります。
❸ 腰や股関節の動きにも影響が出る
意外と知られていませんが、肩甲骨と骨盤・股関節は体の連動の中でつながっています。
上半身の安定が崩れることで、腰の負担が増えたり、歩行がぎこちなくなることもあります。
肩甲骨を柔らかく動かすだけで体は変わる
- 姿勢が整いやすくなる
- 呼吸がしやすくなる
- 肩や首の緊張が抜けやすくなる
- 動作がスムーズで疲れにくくなる
肩甲骨の可動性は、「見た目」や「症状のラクさ」だけでなく、
“使いやすい体”をつくるベースにもなっています。
「肩甲骨が硬い」と感じたら、まずは小さなことから
- 肩を後ろにまわすだけでもOK
- 深呼吸で胸を開くのも効果的
- 肩甲骨を“意識するだけ”でも少しずつ感覚が戻ります
もし「よくわからない」「動いてる気がしない」という方は、
専門家と一緒に動かすことが“感覚の目覚め”への第一歩になります。
📩 肩甲骨まわりの硬さ・違和感を感じている方へ
▶ LINEで予約する
次回は、肩甲骨をやさしく動かす簡単なセルフケアをご紹介していきます!
コメント