洗濯物を干すときに肩が痛い…それ、体の使い方と環境が原因かも?
「洗濯物を干すたびに肩がズキズキする」「高いところに手を伸ばすのがつらい」
そんな経験はありませんか?
日常のちょっとした動作ですが、体の使い方や住まいの環境が合っていないと、肩に大きな負担がかかってしまいます。
この記事では、洗濯物を干すときに肩が痛くなる理由と、体・環境の両面からできる対策を解説します。
原因①:肩だけで手を上げようとするクセ
肩に痛みが出る方の多くは、腕を上げるときに肩関節(特に三角筋や棘上筋)だけに頼った動き方をしています。
本来なら、肩甲骨が一緒に動くことでスムーズに腕が上がるのですが、猫背姿勢や肩甲骨まわりの硬さがあると、この連動がうまくいかなくなります。
その結果、肩の一部に負担が集中し、痛みや可動域の制限が起こってしまうのです。
原因②:干す位置が高すぎる
よくあるのが、「無理して高い位置に洗濯物を干している」ケース。
特にベランダの物干し竿や、背の高い室内干しラックは、肩をかなり上げないと届かない位置にあることが多く、毎回の動作が負担になります。
対策①:肩甲骨の可動域を広げるストレッチ
肩をラクに動かすには、肩甲骨まわりをほぐすストレッチが効果的です。
以下のような簡単な体操を、洗濯前や朝の習慣に取り入れてみてください。
🧘♂️ 肩甲骨はがしストレッチ
- 両手を肩に当て、肘で大きく円を描くように回します(前回し10回、後ろ回し10回)
- 両腕を左右に大きく開き、胸を張って3秒キープ
- 両手を前で合わせてぐーっと前に伸ばす(肩甲骨を開く)
→ 肩甲骨の動きがよくなることで、肩への負担が軽減されます。

対策②:干す位置を見直そう(住宅環境の工夫)
体のケアと合わせて大切なのが、「環境の見直し」です。
以下のような工夫をするだけでも、肩の負担はぐっと減ります。
- ✅ 室内干し用の【高さ調整できる物干しスタンド】を使う
- ✅ 【ハンガーにかけた状態で干せる】アイテムを活用(持ち上げ動作が減る)
- ✅ 干す動作を【正面の高さ】で完結できるように配置を工夫する
- ✅ 軽量な衣類から干す順番にして負担を分散する
✅ まとめ
洗濯物を干すときの肩の痛みは、体の動きのクセと環境の両面から見直すことで、改善が期待できます。
・肩甲骨のストレッチで動きやすい体をつくる
・干す位置を「ラクに届く高さ」に調整する
・毎日のちょっとした工夫が、長期的な負担軽減につながります
日常の中の「当たり前の動作」こそ、体を整えるチャンスです。
肩に負担をかけすぎず、快適に家事ができるよう工夫していきましょう。


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