四十肩の炎症期はどう過ごす?痛みを悪化させない正しいケアと注意点|つくば桜日和整体

◆ 四十肩の「炎症期(急性期)」とは?

四十肩・五十肩は大きく
① 炎症期 → ② 拘縮期 → ③ 回復期
の3つの段階に分かれます。

このうち最も痛みが強く、
夜間痛・ズキッとした痛み・着替えで激痛
などが出やすいのが「炎症期(急性期)」です。

この時期は、関節周囲の組織に炎症が起きており、
刺激にとても敏感な状態になっています。


◆ 炎症期にやってはいけない行動(悪化しやすいNG動作)

① 痛みを我慢して無理に動かす

「動かした方が治るんじゃない?」
と思って無理に大きく動かすと、炎症が強まり悪化します。

② 温めすぎる

慢性痛なら温めて正解ですが、
炎症期は逆に 熱がこもりやすく痛みが増える ことがあります。
※温めるなら短時間で“ほのかに温かい”程度まで。

③ 長時間同じ姿勢(特にパソコン作業)

肩の前側に負担がかかり、痛みが増えます。

④ 腕を上げる家事(洗濯物干し・棚の物を取る)

炎症期は 肩の外転・屈曲(挙げる動作) が特に負担大。

⑤ マッサージを強く受ける

気持ちよくても、
炎症に手技刺激は逆効果になる場合がある ので注意。


◆ 炎症期に“やった方がいいこと”はこれ

① 痛くない範囲の小さな動きだけ確保する

完全に動かさないのもNG。
肩甲骨を軽く動かす・肘を回す 程度なら安全です。

例:

  • 肩甲骨を前後に3〜5回
  • 肘を軽く曲げ伸ばし
  • 手を胸に当て「手首だけ」動かす

「痛みが出ない範囲」だけでOK。


② 冷やす or 温めるの“使い分け”

  • ズキズキ痛い・熱感がある → 軽く冷やす(10分)
  • 冷やすと痛い・重だるい → じんわり温める(5分)

急性期は体感差が出やすいので、
その日の状態に合わせるのが一番


③ 寝る姿勢を工夫する(夜間痛対策)

炎症期の最大の悩みが 夜間痛

おすすめは
抱き枕・クッションで腕の重さを預ける姿勢。

✔ 上向き → 腕の下にタオルを挟む
✔ 横向き → 抱き枕で腕を支える

これだけで夜の痛みが半分になる人も多いです。


④ 痛み止め・湿布は正しく使えば味方になる

四十肩の炎症期では、
痛みを減らして睡眠を確保することが回復の第一歩。

湿布・痛み止めは必要に応じて使用してOK。

※ とーるさんの院らしく「自分で判断せず医療機関の指示に沿って」を一行入れても良い。


◆ 炎症期のセルフケア(安全な範囲)

● タオルを使った胸のストレッチ(痛くない範囲)

肩ではなく、胸の前の筋肉を“軽く”伸ばす。
肩が前に出ていると痛みが増えやすい時期だからです。

● 姿勢リセット(猫背を避ける)

背中が丸くなると肩前部にストレス増。

椅子に座って
お腹・胸を軽く持ち上げるだけ
でOK。


◆ 炎症期に整体でできること

炎症そのものは身体の治る過程ですが、

  • 痛みを増やす姿勢
  • 肩甲骨の硬さ
  • 首・胸郭の動きの悪さ

ここを整えると
炎症期でも痛みが軽くなり、回復が早くなります。

特に

  • 小胸筋の張り
  • 肩甲骨の引き上げ
  • 上腕骨のわずかな内巻き

これらを取ると痛みの軽減に直結します。

とーるさんの専門領域なので、文章はここに厚みを持たせられます◎


◆ まとめ

四十肩の炎症期は、
“何をするかより、何をしないか”がポイント。

正しいケアを行えば、
痛みが落ち着きやすくなり、拘縮期への移行もスムーズになります。


◆ 四十肩でお困りならご相談ください

つくば桜日和整体では、
病院勤務15年の作業療法士が肩の状態を丁寧に評価し、
その日ごとの痛みに合わせたケアをご提案しています。

無理のない範囲で、できることから一緒に進めていきましょう。

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