なぜデスクワークは肩こりになりやすいのか?
肩こりは「肩を使いすぎているから起こる」と思われがちですが、
デスクワークの場合は少し事情が異なります。
問題になるのは「使いすぎ」よりも、
同じ姿勢で固定されることです。
デスクワークで起こる“体の固定”
長時間の座位では、次のような姿勢が続きやすくなります。
・背中が丸くなる
・骨盤が後ろに倒れる
・頭が前に出る
・肩が前に巻き込まれる
この状態が続くと、胸郭の動きが少なくなり、
肩甲骨も外側に広がったまま動きにくくなります。
肩こりは、この「動かなさ」から始まることが多いのです。

肩甲骨は“体幹に乗っている骨”
肩甲骨は背骨と直接関節していません。
鎖骨を介して胸骨につながる構造で、
実際には筋肉によって胸郭の上に支えられています。
そのため、
体幹が安定しない
↓
肩甲骨の位置が崩れる
↓
首や肩の筋肉が代わりに支える
という流れが生まれます。
結果として、僧帽筋上部や肩甲挙筋が過剰に働き、
慢性的な緊張状態になりやすくなります。

呼吸は“結果”として変わる
姿勢が崩れると胸郭の動きが制限され、
呼吸も浅くなります。
浅い呼吸はさらに首肩の筋肉を使いやすくするため、
肩こりを助長する一因になります。
ただし、呼吸は原因というよりも、
姿勢固定の「結果」である場合も少なくありません。
デスクワーク肩こりの本質
デスクワークによる肩こりは、
肩を酷使しているのではなく
「肩を支える土台が働きにくくなっている」状態です。
・体幹が動かない
・胸郭が固まる
・肩甲骨が安定しない
この積み重ねが、肩こりを起こしやすくします。
まとめ
デスクワークは肩を動かしていないようで、
実は“固定された緊張”を生み出しやすい環境です。
肩だけを見るのではなく、
姿勢
体幹
肩甲骨
この関係を理解することが、
肩こりを繰り返さないための第一歩になります。

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